2010年 11月 02日
船が山にのぼった現場へ
12年もの年月を費やしたというこのプロジェクトを観てから、「1度現場に行ってみよー」と話してた。
ちょいと時間が空いたから今日は広島県三次町方面、灰塚ダム周辺を散策。
まずは、三良坂にあるmugi mugiというパン工房で買った昼飯を船の対岸で食う。うまい。
ダムをグルッと回る道中で渡った橋には、この辺に生息する生き物の図が並んでいた。
昆虫、貝、葉、動物、鳥などいろいろと眺めているうちに橋を渡ってしまう。
橋の始めと終わりにある生物名一覧も古代のようで現代アートのようでなかなかイイ。
ガラスプレートの生物レリーフの下には「×0.12」など様々な数値がある。
この数値で上の絵のサイズを掛け算すると実際のサイズになるようだ。
目的地の「船」が見えてきたけど、その前に「えみき爺さん」のところへ。
「えみき爺さん」というのは愛称。樹齢400年~500年くらいのムクの樹のことで
ダム建設によって、村と共に水の底へ沈む予定だった老樹。
当時、樹はすでに衰えていたが新天地へ引越ししている映像がDVDに収められていた。
町の人に聞いたところ根付かずに数年前に枯れてしまったらしい。
そして船が山にのぼった現場に到着。
プロジェクトから4~5年と思うが、痛みも多いようなのであまり近寄らず撮影。
あーやっと観に来れた。ちょっとした達成感。
僕はこのプロジェクトにどんな意味があるのか本当のところ良く分からない。
今回「えみき爺さん」について話を聞かせてくれた元林業の方の意見を聞いた後も
僕を含めて誰もが少し正しくて誰もが少しずつ間違っているという当たり前の事しか浮かばなかった。
このプロジェクトから、僕の勝手な妄想でアート性や個人の記憶や信念や作戦を省いたところ
単純におとぎ話のような、いたずらな詩のようなイメージが好きだ。エネルギーを感じる。
ダムを出て、三良坂フロマージュという自家製チーズ屋さんでチーズを買った。
そのチーズの元を拝見。
帰り道、尾道ふれあいの里で風呂に入って帰る。ちょっとした旅気分の1日。
こういうの新見行って以来かな。みんなで楽しんだ。こういうの増やそー(と、いつも思ってはいる)
一番楽しんだのは、秘書のデクだったと思う。
映画【船、山にのぼる】公式サイト
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Reiko
at 2010-11-04 00:27
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素敵な一日ですね。今月20〜21日に展覧会見に行きます!お会い出来るといいです。娘は私より背が高くなりました。
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RYUZO三
at 2010-11-04 17:09
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wada
at 2010-11-05 14:59
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男の背中に哀愁が・・・いい感じデク。
今度は、ラガルトの方に行きますね。
今度は、ラガルトの方に行きますね。
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ryuzo3net at 2010-11-05 21:49
wadaさん、こないだは遅くまでアリガトー!
またゆっくりラガルトに来てください。
またゆっくりラガルトに来てください。
by ryuzo3net
| 2010-11-02 23:58
| 旅日記
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Comments(4)