蔵をアトリエに制作をする アーティスト川埜龍三


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アートフェア東京 B16 ~泥中の蓮~

アートフェア東京、<B16>原古美術店ブースを楽しんでもらえたかな。

約160件の出店数のなかで、偶然最良のB級映画を見つけたような、駄菓子屋で宝物を見つけたような展示ブースにしたかった。作品と値札を並べ、無味乾燥な明りの下で行われる白けた見本市が好みじゃないから、そこに川埜龍三がプラスされることによって、見本市としてだけでなく展覧会としても充実したものになることを目指した。

いくつかの制約のなかで現実感を持たせながら、創作した物語に鑑賞者をトリップさせるのが僕の仕事だ。原古美術はもちろん、僕も初出店ながら、アートフェア東京初の金色のブースは会期中を通して大盛況となった。金色の壁が適度な鏡面効果と照度を軽減する効果を持ち、狭いブース内でも思い切ったスケール感ある立体作品を配せたこと、作品数を充実させるため台座を宙に浮かせたこと、現代美術枠でなく古美術枠で古代と現在を結ぶ企画だったことは宝探しを演出した。


B16ブースのためだけに台座や照明、壁面を制作して、数日前に完成したばかりの新作「飛べない鳥のクラウン」を連れてきた。ラガルトでやるのなら予算度外視ですべてを投入するけど、今回はスペースを原古美術が借りて出品要請を受ける形(短期契約)となっている。だから出品したからには、作品が売れなければならない。僕にとって丹精込めて制作した立体を人手に渡すのは人身売買のような感覚だ。人手に渡ることを拒んでいるのではなく、作品が完成してすぐにはお金で割り切れないものがあるだけ。いつも人と反対の事をして、違う角度から実践してきた。泥の船で河を渡りながらも、僕は美術だけで飯を食っている。


作品は立体と平面を合わせて、約10点展示したうち新作を含む半数が出ていくこととなった。展示中に本業の古美術がどの程度出たかは知るところではないが、現代美術の作品で場所代などの最低必要な費用等になっていればと思う。良い展示をして、なおギャラリーに恩を返す。自分に課した仕事は果たした。「龍三の作品を見せたい」という思いだけで、欲も無く、挑戦してくれた原古美術店に改めて礼を言いたい。

地方(少なくとも岡山)のほとんどの現代美術画廊は、当たり前のことをせず、疑問も持たず、算盤しか弾かない右に習えの貸ギャラリーばかりだ。そんな作家を食い物にしているだけの仕事振りではマーケットなど出来るはずがないし、作品制作をして制作と生活を賄う作家など到底育つ訳がない。学校の講師でもして暇なときに副業で制作してるような作家風くらいしか存在出来ないだろう。


美術で飯を食う。モノを造る人間の当たり前のことが成熟するように僕もみんなも身体の限り努力しよう。

特に造り手は、既に敷かれたレールの上を選ばず、
誰より自信を持ち、それでいて疑り深く進み、泥中に蓮を咲かせなければならない。

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by ryuzo3net | 2012-04-01 23:49 | 展覧会 | Comments(0)