2016年 07月 14日
さいたま発掘 DAY3 +奇跡のロケハン
水辺のイメージは、現地サポーターのロケハン写真から深作川付近と定めたものの
約2か月経過した最近の状況を見なければ、と。
ずっと向こうまで蛇行して伸びていた姿が美しかった川が、草が伸び放題となっていた。
ここでは撮影をすることが厳しいと判断した僕たちは急遽ロケハンを開始した。
近隣の川も難しいな、と見渡していると、この時期は見沼田んぼが美しく広がっている。
車通りが少なく撮影に向いている場所を探して、ある田んぼに目をつけた。
AD鈴木さんに状況を電話すると、「すぐ向かいます」とのこと。エライなぁ。
僕はいつもゲリラOKでいるのだが、今回のような市の公共事業絡みはややこしい。タイミング良く合流した鈴木さん、ほうぼうに電話。水路はどこの管轄か、田んぼの持ち主を探す手続き・・・いろいろある。僕の突発的な行動に市の人も慌てて援護してるだろう。近所でセイカさんが聞き込んだ、「Sさんかな?」という情報をたよりに「探しに行こー」と車に乗り込むハギオさん。
車を走らせ、まずはコンビニで「Sさん近所に居ますか?」と尋ねると「Sさんだらけ」だという。黙ってメンバーはバラバラ徒歩でほうぼうへ散る。ほどなくしてハギオさんアカリコちゃんがピンポンした1軒目が田んぼの持ち主宅だった!!という奇跡に全員興奮!! しかも「S」さんでなく「K」さんという名前も違ったという事実・・・。
「こんな場所のこんな田んぼの持ち主探しています」(ハギオさん)
「私の田んぼです」(Kさん)
たぶん、こんなやりとり。もう捜索犬レベルの臭覚。
田んぼの持ち主のKさん、僕のプロジェクトを快く承諾してくれた。
あとで聞いた話、田んぼの持ち主探すのってけっこう大変らしい。
緊急のロケハン開始から、短時間で話がまとまった。このチームは凄いのか強運なのか。
その他、組合など必要な許可も取れたし、当初の予定の深作川付近だし本当に良かった。
僕らチームのメンバーだけが楽しんだ奇跡に、アイスが美味い。
『犀の角がもう少し長ければ歴史は変わっていただろう』
http://www.ryuzo3.net/sai.html
さいたまトリエンナーレ2016
https://saitamatriennale.jp/
by ryuzo3net
| 2016-07-14 22:58
| さいたまトリエンナーレ2016
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