2017年 09月 18日
想像力を働かせてみる HIROSHIMA★CUBA
撮影→昼飯→前回の忘れ物受け取りという短時間の無職旅。
道中、次に僕が何を作ろうとしているか、先ずはパウハウス社長に話せてよかった。
帰り道には、SAで居合わせた人たちとテレビでカープ優勝の瞬間を見て盛り上がるという人生初の経験。即、SAの従業員が記念品を配り始めて僕らもひとつずつ。僕はというと、広島が「セ」か?「パ」か? こないだ堀江さんに訊いて知ったばかりという程度なんだけど・・・
現在、広島には多くの外国人観光客が原爆の跡を観に来ている。今回の会場となっている旧日本銀行広島支店もそのひとつで、爆心地から380mという距離に在った建物。被爆当時のモノクロ写真を見ると言葉もない、この建物以外は全て消え去っているのだから。
その歴史の上で、本展で語られる内容を思う。
1959年にチェ・ゲバラが広島を訪れ、妻のアレイダ・ゲバラに送った沈痛な手紙が本展で公開されている。実はそれ以前、1956年にアメリカが原発を日本で推し進めるため、「核の平和利用」という名のもとに原子力平和利用博覧会が広島平和記念資料館で行われている。
キューバという国はその後の経験も踏まえ、小学生の頃から誰もがHIROSHIMAと原爆の恐ろしさを知っている非核兵器地帯となった。僕らの国が、これからどこへ向かっていくのか「HIROSHIMA★CUBA」を見終えるころ、想像力を働かせてみるのも良いと思う。
今日もキューバ音楽のなかで、
会場を読みふける来場者の背中が絶え間なく続いていた。
その様子を企画者たちが静に見ている姿、これがまたグッとくる。
【展覧会】 広島・キューバ展 チェ・ゲバラの視点を通して
【主 催】 広島・キューバ展実行委員会
【会 期】 2017年9月16日(土)ー24日 (日)
【時 間】 11:00 - 19:00 ※会期中無休、初日のみ12:00~
【会 場】 旧日本銀行広島支店 (広島市中区袋町5番21号)
https://www.facebook.com/1959guevara/
by ryuzo3net
| 2017-09-18 23:05
| 展覧会
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