蔵をアトリエに制作をする アーティスト川埜龍三


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孤独なフラクタル

「葬列」のワンシーンで本を読んでた彼女は、2m数十センチの大女だ。
SICFは「孤独なフラクタル」を中心にブース内を組んでいく。

たしか最も頭部に時間がかかったかな。どれだけ人相を変えたか分からん。
造っては削っての繰り返しで07年初頭から4、5ヶ月は蔵に粘土原型のまま居たと思う。
本当に納得できるまでギリギリ粘った。
時間をかけてた身体は思うようになかなか出来ないため1体目を破棄。
2体目でようやく迷わず僕の体も動き続け3日間で原型が完成した。
足は高知に行き集めた流木を三種類を削り、つなぎ合せたもの。

つなぎ合わせたと書いたが、パーツごと取り出してみれば分かるんだろうけど、まずつなぎ合わせる事が難しいバランスでどれも造った。もっと簡単に言えば全体を大きく5パーツに分けて造った。制作中、どのパーツも計ってない。寸法を取らないのは毎度の事だけど、明らかに異なるパーツを組み合わせるつもりなのか?という不安もあったが結果的に何のツジツマ合わせも必要としない作品として自立していた。うまく言えんが感覚で全てを計るという目標に少し近づいたというか、制作者にとって不思議な感覚に出会えた作品だ。

正面から見るのと、横や後ろから見るのでは全く違う表情を見せる像になった。
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僕は美しい作品を目指しているけど、それがどんなものなんかもよく分からない。
ただこの像が完成した夜にセイカさんが、展示した時に鑑賞者の何人もが、
彼女が蔵にひっそりと佇んでるのを見かけた人が、作品の前で涙を流してたのを見た。
中には1時間以上近づけなかった若い男性もいたなあ。
そんなみんなが揃って口々に「美しい」から泣いてるというのだ。

僕の作品の多くは何らかの感傷的な雰囲気に沈んでたりする。
自分の鬱屈した人生を紛らわせてきたせいもあるからだろう。
初めての個展でロッキンチェアーに座った老女を見て泣いてた人達は、自分の親を想ったんだと思う。
それ以後、「葬列」まで何故かそういう作品を造ることを意図的に避けてきた。
だけど以前のそれと「孤独なフラクタル」は何かが違う。

造った自分が思うより、気に入ってくれる人が多い彼女は本当に幸せだと思う。
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by ryuzo3net | 2008-03-05 18:19 | 展覧会 | Comments(0)