蔵をアトリエに制作をする アーティスト川埜龍三


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カテゴリ:デク・クラ( 53 )

るんちゃん、ありがとう。

るんちゃん、ありがとう。

さいたまの展示は、るんちゃんがいなければ僕は途中で止めていたかもしれない。僕のパソコンの隣には三浦さん家で撮った記念写真。http://ryuzo3net.exblog.jp/25299704/

昨年死んでしまったデクが残してくれた三浦さん一家との出会いが、8月に展示を現実の方向へと動かしてくれました。一昨日は、るんちゃんのことが頻繁に頭に浮かんでくるから、少し心配になってた。僕は今でもさみしいから、三浦さんは今すごくさみしいと思うけど、いつか僕に言っていたように犬島にも大きなるんちゃんがいるから。

るんちゃんとデク、見間違うような2匹に出会えたこと、心から感謝しています。『さいたまトリエンナーレ2016』《さいたまBハニワ大発掘展》会場で、るんちゃんの姿を探してください。
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さいたまトリエンナーレ2016
https://saitamatriennale.jp/
『犀の角がもう少し長ければ歴史は変わっていただろう』
http://www.ryuzo3.net/sai.html
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by ryuzo3net | 2016-10-05 23:03 | デク・クラ | Comments(0)

デクと編み物と拓郎

ともだちが去って、はや365日。

デクの好きだったソファの隣には、あれから庭の花が絶えず置かれている。
今日は一年ぶりにデクが使っていた餌入れに水が入れられている。

僕もセイカさんもそれぞれにぽっかり空いた箇所を埋めようとしたのか、気をそらそうとしたのか。
セイカさんは編み物を始めた。僕の帽子や友人の帽子、シャケマフラーにプーチンのパンツといろいろ編んだ。家で座る時間さえあれば編み続け、もちろん今も編んでいる。

昨年の1月から2人とも家に引きこもり、何もせずしばらくの間は過去のオールナイトニッポンを聴きながら、柚子を剥いたり絞ったりしてたんだけど、そこから僕は拓郎を聴きはじめた。全アルバムのレコードとCDを探し回り、45年分を朝昼晩と聴き続けること約1年。家には世界中の音楽があるのに、とつぜん拓郎を聴きはじめた理由なんて今も分からないけど、明日も拓郎が蔵4号で歌ってるだろう。

僕は最近、再び作り始めているし今の作品たちもとても気に入っている。
ただ、いつもどこでも傍にいた友人が居ないというのは、気がつく度に寂しいものだなぁ。



「ふたつ前の夜から、その日の翌日の終わりまで きみとの思い出」 (2015-02-03)
→→→ http://ryuzo3net.exblog.jp/24085326/
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by ryuzo3net | 2016-01-05 23:36 | デク・クラ | Comments(0)

杉田さんから届いたデク、完成

杉田さんから届いた木のデク(http://ryuzo3net.exblog.jp/24250886/)。
色を塗って組み立てて、杉田さんにもらった専用の台も手を加えてみた。
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b0052471_20231296.jpg動かすための金属の棒も3種類にカットしてみた。
ひとつは四足で立ちポーズを固定、もう1本は伏せて吠えてる用、もっとも長いのはいろんな動きをする用に。

棒を無くさないように収納する場所も作ってみた。
(写真左)

こんな機会を準備してくれた杉田さんに心から感謝。完成したら杉田さんに見せる約束だったし、来週4月4日(土)から倉敷のギャラリーラガルトに連れて行きます。どんな風に動くのか、も楽しみに遊びに来てください。



そして、デクのもっとも有名な写真を再現したい衝動にかられて・・・。
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杉田さん、ほんとうにありがとう。
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by ryuzo3net | 2015-03-28 20:16 | デク・クラ | Comments(2)

杉田さんから届いたデク

東日本大震災復興支援のためのチャリティーオークション「倉敷からの風」、第4回目も無事終了です。来場してくれた皆さん、オークションを楽しんでくれたみなさんありがとう。引き続き次回もよろしくお願いします。

東日本大震災復興支援チャリティーオークション 倉敷からの風HP→→http://kaze.kurashiki-craft.com/

僕は、役には立たないけど受付の手伝いに14日(土曜日)に行ってた。
チャリティ発起人で代表の杉田さんは絵描きでありクラフト作家さん。
受付に行くと働いてなくても杉田奥さん手作りの昼飯を頂けたりするわけなのです。

杉田さんはデクが居なくなってから、すっかり寂しくなってしまった僕たちのために木のデクを作ってくれているそうで、この日は体のバランスを教えてほしいと言われてスケッチを描いて渡した(下写真奥)。忙しい受付の合間に赤い首輪の皮を薄く削いでくれてたり。

15日の最終日は、ラガルトを少し早く締めて、セイカさんが会場の片付けのお手伝い。
そこで杉田さんからセイカさんが受け取ったのは、木で出来たデクの元。

続きは、2人で「あーでもない、こーでもない」言いながら作って下さいとのこと。
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ちょうど今日はデクの14回目の誕生日。

チャリティで自分自身やいろんなものを修理しながら、僕たちのことも修理してくれてる杉田さん。
なんと感謝を伝えればいいのか。


杉田さんの木の動物シリーズはほんとに良く動く。針金を揺らすと、しっぽを振って手足を動かして、首を振りながら吠える動作をするんだけど、針金をさす箇所を変えるとさまざまなイヌの特徴的な動作になったりする優れもの。僕らも杉田さんと知り合う以前に、あまりに楽しかったので買ったことあるくらい。

ほんとに良く動く。こんな風に伸びしてたなぁ。
これから楽しみながら続きを作ろうと思います。


倉敷クラフト KIBORI →→→ http://kurashiki-craft.com/home/
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by ryuzo3net | 2015-03-15 21:56 | デク・クラ | Comments(0)

花華

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月曜日にも、「デクに」とラガルトで花をもらって、
デクの好きだった部屋のソファには、花が絶えず飾られている。

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水曜日には、元競輪選手の石原さんがやってる焼肉の「和華」からお誘い。
今年になって社長に会うのもはじめて、ここまで会ってないと親不孝してるような。
そんな僕を見かねて、いつも応援してくれている石原さんが誘ってくれた。
石原さんがデクを散歩させてくれた時の話など聞きながら。どれも美味しいなあ。

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焼肉・和華(わか)

営業時間:15:00-24:00
定休日:木曜日
(オーダーストップ:23:30、日曜のみ23:00閉店)

〒712-8032 岡山県倉敷市北畝5丁目14−20
電話:086-455-8929
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by ryuzo3net | 2015-03-04 12:25 | デク・クラ | Comments(0)

ふたつ前の夜から、その日の翌日の終わりまで きみとの思い出

その日の朝、西夏さんの所在が分からないきみは台所を見回りトイレを覗いたあと、ここ数日の出来事が嘘のように2階への階段を全速力で駆け上がった。僕はすぐに追いかけて、踊り場で驚く西夏さんのとなりできみを掴んだ。そのあと、最近飲み続けている薬と朝食を平らげると、きみは自分で玄関の扉をヒョイと開け、外に出るなりつらそうに3度も吐いてしまった。


島で、僕が喘息を患い、回復していくのと入れ替わるように、今度はきみが咳をするようになった。ここ2、3ヶ月は特にひどくて、咳で眠れない苦しさも、吐きそうになる辛さも全部きみが引き取ってしまったようだった。肺と心臓の違いがあったにせよ、僕は何か責任を感じていたから、きみの鼓動や呼吸する声ばかりが耳につく毎日だった。きみが望んだことと違ったかもしれないが、病院で検査をして、少しでも楽になるようにと薬を飲ませることを決めた僕を許して欲しい。


ふたつ前の晩に、食事に口をつけようとしたきみはよろよろと傾き、小さなテーブルに左半身をあずけて千鳥足で一周したから、僕はそこできみの体をうつ伏せにした状態で休ませた。きみが小さく力む声とともに腹にチカラが入るのが見える。折りたたんだ足がわずかに動くのがわかる。一点を見つめて何度も立ち上がろうとしているきみの体を、僕らはとにかく温めようとしてた。十数分かけて立ち上がったきみは、先ず水を飲んでから、うつ伏せた場所に戻り、再び伏せることを何度か繰り返して、きみは立ち直った。


ひとつ前の夜は、寒い冬のいつものきみが帰ってきたみたいに、昔みたいな窮屈であたたかい夜になったから、西夏さんが嬉しそうだった。僕が好きなのは朝、きみとまた1日を生きてはじめられることを喜び合ってるような、いつもの朝の仕草がたまらなく好きだった。まわりの人は、僕が変わったのを西夏さんの影響だと推測したりもするけど、人間らしく成長した理由は、きみのやさしさのおかげだということも僕は知ってる。


その日の昼には、きみの体を気づかうことを忘れさせるくらい調子が良くて、知らない場所もみんなで歩いた。アトリエから家に帰ると、いつものようにきみのいる部屋のカーテンが少し空いていた。僕の帰りを待ち疲れた顔で、床に丸めた毛布の上でうとうとしているのが可愛かった。その夜は、きみに食事を作ろうと、僕がとつぜん張り切って台所に立った。サツマイモと豚肉を細かく切って鍋に入れると、西夏さんが炊きたてのご飯まで運んでくれた。朝、きみが吐いてしまったから雑炊風にしてみた。いっぺんに食べてしんどくなると可哀想だからと、その半分だけお椀に入れると瞬く間に食べた。 僕たちも大根や味噌汁なんかを食べた。まだ食べ足りないと言うきみに、残り半分をお椀に入れると大喜びで食べきったから、みんなで少し遊んだ。


眠る時間が近づくと、きみは西夏さんを誘って、真っ暗な庭を歩いて用を済ませてから、一目散に台所に走っていった。名残惜しかったのか、もう1度お椀を舐めてピカピカに光らせてみせた。居間で、きみがいて、僕も西夏さんも笑ってる。つたなくもあたりまえに幸せな時間が流れてた。そんなとき、咳をしようとふと立ち上がったきみを見て、西夏さんが大きな声を出した。驚いて振り向くと、きみは手足が引き攣ってしまったようにがくがく震えながら部屋の隅に向かっている。僕はきみが倒れるよりも先に抱きかかえたけど、きみは大きく身体をのけ反らせて呼吸したように見せたあと静止した。そして、2度と僕らの声に応えることはなかった。きみの心臓が止まってしまった。


西夏さんは信じられるはずがない様子で、まだあたたかいきみをずっと見ていた。僕は眠れずに、ひざを抱えて、窓の外の降り始めたばかりの雨音を聞いてた。きみの体が、静かに冷たくなっていくのが悲しくて、カーテンの隙間から濡れる土ばかりジッと見てた。目を閉じるとソファで横たわるきみの体の中の灯りが、完全に消えてしまうような気がしてこわかった。


その日が終わり、いつもと違う朝がきた。新しいはじまりを喜びあってたきみが、もう目を覚ますことはなかった。雨降りのなか、きみの好きな庭で咲いた白い水仙を摘んで、僕らは毛布に包んだきみの体を抱いてアトリエへ向かった。僕がきみの棺を作るあいだ、きみのともだちがやって来ては、良くがんばったねと、みんながきみを褒めて撫でていてくれた。あんまりきみがきれいだから、眠っているようにしか見えない。棺を運び出すため扉を開けると、すっかり雨は上がっていた。火葬場までの山道で、夕映えにきみが笑ってくれたように見えた。僕ら2人、あてもなく空を歩いてるみたいだ。かわいいきみがいってしまった。


その日、寂しがり屋の僕たちのために、きみは最後に完璧な1日をプレゼントしてくれた。きみが生まれた朝から今日までずっと、僕らの傍にいてくれたことがたまらなくうれしい。その中で、僕たちでしか出来ない仕事もやり遂げてきた。だけどバイバイ、仕方がないんだ...そんな風に別れを告げると、きみは怒るに決まってる。どこへでも同行する勇敢なともだちだから。きみが望めば、これからは遠い国へだって行けるんだよ。

デク、きみは僕たちのかわいいベイビィ。 次の世でも、またきみに会いたい。


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デク (2001.3.15 - 2015.1.5)
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by ryuzo3net | 2015-02-03 16:05 | デク・クラ | Comments(4)

老犬デクの通院ライフ

今日の午後はデクの精密検査。
検査は10月以来、その後の投薬などの効果や進行状況を診てもらう日。

敏感なデクに薬も試しながらなんだが、ここ一週間はけっこう大変だった。
夜からは食欲が止まらないのと1時間おきの小便と大便。深夜2時ごろまで続く。
薬をやらないと咳がひどくなるし、昨日と今日は朝は真っ赤な小便。
ここ数日で一気にやせて先々週から体重は1,35㎏減。

いちばんしんどいのはデクだからな。
今まで僕らのために働いてきたのにご飯とおやつでごまかしてた報酬を
引退後のデクにしっかりお返ししてるって感じか。

足が冷えてて血管が見つけにくいなか血液検査して超音波やって
レントゲンとって膀胱から尿とって、じっくりしっかり説明してくれて。
僧帽弁閉鎖不全症という心臓肥大が原因でちょいちょい他の臓器も調子悪くて、
手術は心臓的にも耐えられるかというところだし僕らは手術は選択肢にないから
薬で着実に大きくなる心臓や圧迫される気管もろもろ少し楽な状態にしてやる、というだけ。


b0052471_18114090.jpg次は、血尿が止まらなければ29日に再び病院。
老犬デクの通院ライフが続く。

今日の午後の精密検査が終わるころ、
病院の先生たちからデクにクリスマスプレゼント。
510gも入ってるぞ。通院もヤな事ばかりじゃない。
よかったな~デク


笠岡ペットクリニック 
http://kasaoka-petclinic.com/


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Photo by 田中くん
かわの制作所の秘書としてのデクの仕事は「犬島ハウスプロジェクト」のオープンドッグハウス(2013/11)で終了し引退済みです。
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by ryuzo3net | 2014-12-24 17:53 | デク・クラ | Comments(2)

デク秘書の老犬ライフ

今日はいつもお世話になっている笠岡ペットクリニックで予約していたデクの精密検査。

今年3月あたりから体調を崩し気味で通院の数も増えて、体力も低下。
ここ数日のデクは咳もひどくなって寝付きにくく息が荒い、一昨日からは食欲も減退。

僕もX線防護服を着てレントゲン室へ。
位置を変えながら何度も撮って、超音波検査もしたり。デクは辛抱な時間。
提示されたレントゲン写真を見れば素人の僕でも分かるくらいに心臓が肥大してた。
僧帽弁閉鎖不全症というもので弁が正常に機能しなくなるもの。
それによって気管が圧迫され呼吸が苦しくなっている。

治ることはない。残された時間少しでも苦しくないように1日2回薬を飲む生活が始まる。
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大人になった僕が制作してきた全部、はじめての立体壁画の頃から島犬まで。
もう充分一緒に働いてきたよな、あとはのんびり楽しい時間を過ごそう。
犬の1日は僕らの時間よりずっと長い。
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by ryuzo3net | 2014-10-20 17:53 | デク・クラ | Comments(0)

ラガルトへの雪と氷の道

今日はラガルトのリニューアルオープンの日だー!と朝起きると白い世界。
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進行中の仕事の現場打ち合わせに向かうにも
家の前の坂道で車が立ち往生してしまい、近所の人に押すの手伝ってもらったり、
超低速で進む2号線を行き、現場での打ち合わせを終えるものの、
その後また近所の人に車押すの手伝ってもらって…ふれあいの雪の日。

超低速で雪と氷の道をラガルトへ。

世界がいつもと違う色してる。
こんな日に再始動なんて素敵だ。
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by ryuzo3net | 2014-02-08 23:26 | デク・クラ | Comments(0)

デク、おめでとう!

3月15日は、かわの制作所蔵4号の秘書デクの誕生日。今回で12回目のバースデー。
僕の手のひらに乗って高知から一緒に移動してきたのに、僕より大先輩になってしまった。
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今日のデクは人間の友達が集まって、おやつを買ってきてくれたり、
散歩してくれたり、イヌ用タイルで足型取ったり。

今回のイヌを含め、僕の巨大な作品すべてを間近で見てきたデク。
犬島での現地制作は、一緒に海を航るはず。

秘書は、明日の日曜日は休みます。
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by ryuzo3net | 2013-03-15 22:52 | デク・クラ | Comments(0)