蔵をアトリエに制作をする アーティスト川埜龍三


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<   2016年 12月 ( 10 )   > この月の画像一覧

個展 「未完成の絵」

10月末からの2か月の間、
それまで腹ん中に溜まってしまった黒い水を吐き出すように、蔵4号にも行かず、空き時間はひたすら「世界美術全集」を引きちぎって絵にならない絵を描いていた。ちょうど一カ月ほど経ったころから、やっと置物や人物も登場する絵が出てきたりした。今年は、過度な事務作業的メールや意味の無いやりとりに振り回されて、脳みそが腐ってきたようだった。プロジェクト発表に向けて、もっと作れるのに作れない悔しさばかり。

この2か月は、セイカさんとも別居してるくらい一人の時間を過ごさせてもらって、子供のころに戻ったように、わずかな時間も描きむしった。これが僕だと思った。完成など目指さず、戸を閉め切ってただ作業するだけ。そうは言っても、さいたまにも月に2回は行ってたし、用事もあったりする。でも今描きかけの絵がたくさんあると思うとワクワクするから、「もう帰りたい」が口癖のようになってた。

半分外と繋がっているような未完成の部屋で、
セイカさんと、さいたまに同行したキャラバンチームに向けて感謝を込めて個展を開くことにした。
正式な個展にしたかったから、ポスターを描きおろして、案内状も手書きの絵に手紙というスタイルに。
丸3日かけ、250本の画鋲を打つ展示作業中、セイカさん入室禁止。
この2か月にしたことのすべて。それ以前のものは無し。



川埜龍三 個展 『未完成の絵』
2016年12月27日、午後4時開場。入場者数は、僕を入れて6名で満員札止め。
オープニングレセプションではセイカさんのキューバ定食が振る舞われた。
1日だけの個展にみんなオシャレして来てくれて、僕はとてもうれしかった。

どうも、ありがとう。生きてるって気がする。
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by ryuzo3net | 2016-12-28 19:13 | 展覧会 | Comments(0)

ど-も、世界1位

The Huffington Post より
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American Art Awards の世界最高の具象彫刻家・・・・僕。
連絡はずいぶん前にもらってたんだけど、セイカさんが記事見つけたって。
世界40ヶ国から応募で25のギャラリーが審査なんちゃら。
アメリカで1位は世界で1位って、おもしろい。

向こうから「龍三くんは出品料要らないので出してぇ~」と誘われて、
「えーよー」言うて、資料送っただけのこと。
セイカさんが褒めてくれれば、それで充分なのです。


展示作業いそがねばっ!
画びょうが足らぬ。



The Huffington Post (ハフィントンポスト) →→→ http://www.huffingtonpost.com/
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by ryuzo3net | 2016-12-25 14:20 | 犬島ハウスプロジェクト | Comments(4)

年末年始のラガルト

今日は絵を描くどころではなくて、
10月後半から描いていたものを床に並べてアレじゃないコレじゃない。
踏み場はないから絵の上を歩いて、壁に貼り始めてアーだコーだ。
今夜から数日は、セイカさんも僕のアトリエに入室禁止。

ラガルトが終わり、夜にセイカさんが帰宅して聞いたところ、
今日はさいたまからラガルト目指して来てくれたお客さんが。
名前を聞いて思い出した。最終日にサイに興奮気味の男の人と来て、犀乗りした女性かな。
途中、一度名前で呼ばれてたから覚えてた。さいたまBのハニワ本持ってた記憶がある。
うれしいなぁ。
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今年のギャラリーラガルトは明後日の26日(月)まで。
来年のオープンは1月7日(土)から。



川埜龍三オフィシャルギャラリーラガルト
〒710-0055 倉敷市阿知 3-22-25 倉敷ジーンズ2F
協力 倉敷ジーンズ、(有)パウハウス

ギャラリーラガルト → http://www.ryuzo3.net/lagarto.html
ギャラリーラガルトFB → https://www.facebook.com/gallerylagarto

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by ryuzo3net | 2016-12-24 20:02 | ギャラリー・ラガルト | Comments(0)

「神話の運命」の運命

朝、「神話の運命」(2005)の納品へ。

そこに訪れる人が観れるように飾る準備も整えて待っててくれた。
長期間展示するために蔵6号で制作された新しい額装と相まって、
興奮の展示作業となった。

そもそも展示をするためとか、販売するために描いてるわけじゃないから、僕は多くの作品をストックしている。「神話の運命」もそんな作品のひとつ。何年も思い続けてくれた声が僕に届いたことがうれしかったし、長い時間をかけてこの機会を準備してくれたマスターに僕は今も世話になっている気がした。

作品を預かるだけです、と新しい持ち主の方。
手放すことを優先しないで、苦しくても次々と作り続けることを選んできた先に、
こんな良い「運命」が待っていたんだと思う。
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撮影:永岡さん
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撮影:蔵6号 大ちゃん

それからカフェ・ド萌でママさんのハンバーグ定食。よく笑った。
アカリコちゃんと秋山さんとセイカさんは蔵へ。
さいたまから持ち帰った廃品の分別など。僕は自宅で制作。

夜、イタリアン「マカロニ」で横田さん&ニーナさんが
音楽を流してサルサを踊るから、たまらず床に転がるほど笑った。
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by ryuzo3net | 2016-12-23 18:34 | ギャラリー・ラガルト | Comments(0)

島のカズミさんに会いに

今日は犬島へ。

宝伝港に到着するなり、変わらない会話。しばらく来てなかったことを忘れる。

島民の方たち、「今年はよーけ案内したで!」とか言ってくれる。
「犬島の島犬」も変わらずに島の番を続けている。
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b0052471_2362799.jpg今日はカズミさんに会いに来た。

カズミさんの飼い犬で、デクの友達のビーちゃんも、僕らがさいたまでロケをしている頃に死んでしまった。
2013年の夏、みんなで楽しかった日々のなかで、僕が良く覚えているビーちゃんの姿があって、それを絵に描いたから渡しにきた。イヌTが並んだ棚に収まり、たたまれているTシャツを座布団代わりに座っているビーちゃんの絵。

今年は僕が犬島に行けない日が続いたから、「島犬」を守ってくれていたカズミさんへのお礼を込めて、少し遅れたけどセイカさんからも誕生日のお祝い。短い滞在時間の最後に2人の写真を撮ると、とつぜん「アップして!」とカズミさん。たぶんこんなことで意味は合ってると思うけど、どうやって見るんだろか。



制作をはじめて4年ほど経ち、その時間と風景と人たちが、
自分が何をしようとしたのか、自分は何をするべきなのかを感じる大事な場所になっていく。

帰りに西大寺で夕食を作って待ってくれてた島のお母さんところに寄る。
今日はどの人に会っても再会出来て良かったと思った。来年はもっと会えますように。


犬島ハウスプロジェクト http://www.inujimahouseproject.com/
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by ryuzo3net | 2016-12-22 23:13 | 犬島ハウスプロジェクト | Comments(0)

冬至の夜は、キューバ定食

さいたまから帰宅してすぐ、時間のかかるものを描き始めてしまった。
蔵6号で「神話の運命」の額装作業が大詰めだったからかもしれない。
何かと用事や作業で出ることも多いから、描けるときに集中しよう。
迫ってる個展に向けてどこまで描けるかなあ。

合間に個展ポスター用の絵描いて印刷。
招待状は一枚ずつ絵描いて文字書いて。
パソコンを一度も開くことなく、このあたりの作業をするのはひさびさ。
これからこういうのが良いかもしれない。

さいたま、右から左に流すだけのやり方の人は変わらんなー。オモテとウラ。
16日〆の約束も返事なく、メールや電話、繋がらず昨日も電話。凸。

まァ、冬至の夜はキューバ定食。元気出る。
明日は絵を渡しに犬島行けそう。
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by ryuzo3net | 2016-12-21 23:43 | 蔵④号日記 | Comments(0)

Bのハニワがやって来る!

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川埜龍三オフィシャルギャラリーラガルト
〒710-0055 倉敷市阿知 3-22-25 倉敷ジーンズ2F
協力 倉敷ジーンズ、(有)パウハウス

ギャラリーラガルト → http://www.ryuzo3.net/lagarto.html
ギャラリーラガルトFB → https://www.facebook.com/gallerylagarto

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by ryuzo3net | 2016-12-17 22:27 | ギャラリー・ラガルト | Comments(0)

さいたまB 撤収②

男たちが、まだ寝袋に包まれてる朝早く、女性たちは花を見に出かけた。

にぎやかな朝食をすませたあと、ベトナムサンドイッチとかいう食べ物をみんなで買いに車で出かけた。危うく大月さんも積んだまま岩槻に向かいそうないきおいで、4tトラックに埴輪たちを積み込むため撤収現場へ。

到着すると、三浦さんとピンさんがわざわざ見送りに来てくれていた。
デクが居なくなってから、どうしても涙腺の締りに自信が無くなってしまった。
トリエンナーレ最終日もセイカさんの友人やキューバで共に展示した友人と数年ぶりに会うと、
それはそれで、なぜだかグッときてしまう。困ったもんだ。

カスケンチーム、鈴木さんと積み込み。
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今年は半ばノイローゼになりそうだったから、毎度現場で活動を共に行ったメンバーに精神的にも大きな力で助けられた。さいたまで行う作業のすべてを全力で楽しめたこと、良いも悪いも全身で味わい尽くしたこと。ありがとうと言うしかない。僕としては、まだまだ足りない、まだまだ作れるというところだけれど、僕の<SF美術>はさいたまを掘り下げることが出来たと確信している。そして、変わらないのは「作る」という行為は誰にも譲れないということかな。
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楽しくて食べすぎた撤収、みんな少し太って岡山へ帰る。
蔵では6号大ちゃんとセイカさんと、トラックからの荷卸し。

いま、「犀形埴輪」は海のそばのとある倉庫の3階あたり。
これまでのプロジェクトで学んだことを、この「犀角」でも生かしたい。
それは、今後ふたたびこの場所に帰ってくること。
次はどんな風にサイ会するか、既に僕はそのことを考えている。


さあ、たくさんの描きかけの絵が待ってる!


犀の角がもう少し長ければ歴史は変わっていただろう
http://www.ryuzo3.net/sai.html

さいたまBハニワ研究ノート
ギャラリーラガルト通販SHOP・・・ http://shop.ryuzo3.net/
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by ryuzo3net | 2016-12-14 17:54 | さいたまトリエンナーレ2016 | Comments(0)

さいたまB 撤収①

最終日に向けて、10日の夜に車で岡山を出発。
月に2回は会場の様子を見に行っていたさいたま往復もこの旅で一段落。

今回のメンバーは、ハギオさんとアカリコちゃんとマエストロ秋山さんとセイカさん。
道中も楽しくてアッというまに足柄SA。風呂に入って朝まで休憩。

予想通り岩槻の会場は寒くて冷え冷えしてたけど、偶然にも普段会わない友人や知人に再会。
15時くらいから「犀乗り」開始。お世話になった皆さんから順番に、老若男女が犀に乗る。僕たちからの最後のサプライズ。ハギオさんが頑張ってくれたので、数十人は乗れた。良かった良かった。今日は会えないかな、と思っていた三浦さんとも再会。描いてきたものを自分で手渡せた。
僕らを繋いでくれた永遠の友に感謝して。

最終日の閉館時間になったころ、帰岡するマエストロ秋山さんを見送って、
会場まで来てくれた大月さんと、この旅の合宿先の二子玉川方面へ。
移動も宿泊も全部が楽しくて最高だな。ワインを少々。

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翌朝、みんなで朝食を食べた後、岩槻会場の撤収現場へ。
昨日のことが嘘のように、静かな現場にはJACSHAの野村さんの他に作家はいない。
女性のディレクター、アシスタントDが片付けをしている程度。見渡せば分かるようにアートイベントの撤収現場で動いていると、昨日まで飾られていたほとんどが膨大な産廃となる。作家が立ち会うこともほぼ無い。作品制作も外注で行うものが多いから、作家が来たところで何も出来ないわけだ。仕方ないとはいえ、昨日まで作品、今日からゴミという現実。未来とまで言わなくても、ほんの少し先の仕舞い方も含めて制作を行うべきだと思う。また、そこへ至るまでの仕組みとか、いろいろ考えさせられた。

考えてみれば、ロケ撮影(WS)の時も発掘用具などの備品は、近所の友人から借り集めたり、自分のもの、今後自分で使うものことを想定して購入。だから廃棄するものは出ないし、いつもそれが普通だ。こうして見渡すとまるで対極の暮らしの中で作る自分たちで本当に良かったと思った。昼食は、アカリコちゃんお手製のおにぎりと芋と鶏肉とこんにゃくと温かいお茶。こんな風にアカリコちゃんとセイカさんのおかげで、さいたま滞在時は食事に悩まず体調も良くて仕事に集中できたし、多めに準備してくれるから、気軽にさいたまの人たちと一緒に食べることが出来た。
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鈴木さんも来てくれて、僕らは3時間ほどで展示したパネル・キャプション・ライト・作品・持ち込んだ台座などを手分けして箱詰。明日やってくる4tトラックへの積み込み準備を済ませたら、部屋から「犀形埴輪」を犀引きハギオさんと連れ出した。
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僕らはずっと「さいたまB」にいたから、ラストに別次元で開催されてる「さいたまトリエンナーレ」会場を犀を連れて歩いてみた。犀が笑ってる。
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大月さんと合流して、ウルトラマンが立っている通りの銭湯へ。
寒い夜は、全員一致の鍋料理。自分ん家で採れた柚子を使った柚子こしょうで。

完璧な一日。

「さいたまB 撤収②」→→http://ryuzo3net.exblog.jp/26479911/




犀の角がもう少し長ければ歴史は変わっていただろう
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さいたまBハニワ研究ノート
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by ryuzo3net | 2016-12-11 16:02 | さいたまトリエンナーレ2016 | Comments(0)

Long time no see

とんとご無沙汰。この1か月半近くは、だらだらと個展ひとつ分ほど絵を描いてた。
やることはいろいろとあるんだろうけど、まーそんなことは忘れて
出来るだけ食う時と寝るとき以外は、だらだらと絵を描く。そんな当たり前の生活。

最近の流行は、高階さん監修の美術全集をかたっぱしから破って名画の上から絵を描くこと。
3冊使い切って4冊目。全部もらいものだけど、かったい表紙も化粧箱も全て使い切る感じ。
そうしていると、倉敷ジーンズの社長からレンブラントの太いのが届いた!!

小さいころ、新聞に挟んであるチラシの広告の透ける裏の白地に絵ばかり描いて、紙が無くなるとご近所のチラシを母さんが集めて・・・、画用紙までが遠い、そのころの感覚が変わらんのだな。結局、紙と鉛筆さえあれば!というのが根底にあって、今は木工ボンドもある!くらいのもの。

下の絵は、先月の25日に描いたものの部分。僕らしく毎日作風は異なるけどね。
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もう夢中で描いてるから日記を書くことも出来なかったわけ。
日誌でナナちゃんが「龍三さんの日記がありません」とあったとのこと。
誰もブロックしてくれないから、作れない時期があんまりにも長くて、もっと作れるのに作れなかったから、後悔で自分を責めてばかり。腹ん中に黒い水が溜まっていたようで、それらをすっかり蛍光色にして吐き出してしまいました。だから僕は元気です。

明日の夕方、さいたまに向けて出発。
最終日は、犀乗りやるかな。僕は乗る。

クロージングタイム、そんな気分で。
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by ryuzo3net | 2016-12-09 23:23 | 蔵④号日記 | Comments(0)