2024年 08月 23日
ドローイングを中心に41点の「Drawings 1」
そのほとんどが、きび美の個展準備中だった6月に一気に描いた。
「Drawings 1」と名前を付けたのは「Drawings 2」が、たぶんあると思ったから。わからんけど。
きび美の展示準備の後半だったから、制作以外に事務的な作業も増えてた。
同時にラガルトでの出品作品もまとめる作業。。。
作業はイヤだな、新しいの描こう。という流れで。
額に収めるとすごくカッコイイのは想像できるんだけど、
僕のアトリエで、描かれたときのように画鋲で壁に貼った。
なぜか描いたときの温度までギャラリーに連れて来れた気分になって面白かった。
後で気づいたんだけど、使った塗料がこの壁を塗った白ペンキと、この床を塗った黒塗料だった。
この部屋にやけに似合うなあと思ったのは、そのせいかもしれない。
作品タイトルの他に、画面に書かれた文字の翻訳もキャプションにあるのでぜひ。
先月、1Fの展示作品も総入れ替えしてるから、同時に楽しんでもらえれば。

2024年 08月 22日
8382
きび美ミュージアムのスタッフのみなさん本当にありがとう。
はじめは困難だなぁと悩むことも多かったけど、目標を次々と更新した。
展覧会の最終日まで、ひたすら熱気は上昇し続けた感じになったなあ。
うまく書けないけど、こんな個展ははじめてだ。あきらめなくて良かったと、やっぱり思った。
いろいろ書きたいけど記憶に残すだけでいいや。
ああーー楽しかった!

「Drawings 1」
2024年 08月 14日
自己最高を更新
ときどき次にどの会場へ進むのか迷った来場者に「2階にもあったよ」とか、
暑いから「なか(会場)は涼しいよ」と声をかけたりする。
入口のあたりは、水の上に置かれている屋外作品に盛り上がる客が多い。
「これガラスが敷いてあるの?」とか「仕掛けがあるはず!」と話してる。
その後ろを通り過ぎながら「浮いてるらしいよ」と声をかけるのが好き。
自分から「僕の作品は・・・」なんて会場で口に出すことはありえない。
スタッフだとしたら雑過ぎるし、作家だとしたら軽過ぎる。ちょい親し気なイチ客。
なのに時々スタッフから「塗り絵をしたお子様がサインが欲しいそうです」と呼び出されると、「僕でーす」と急いで走ってく。
また、「こちらのお客さまがギャラリーに行きたいそうです」と
さすがにこの段階では、作者だとバレてしまうのだけど。
そんな風にフラフラと、人を案内しながら1日8kmほど水筒持って歩いてる。
こないだも岐阜の高校生がギャラリーに行きたいと聞いて案内した。
お互いのこの頃の話をしながら、行きつけのおもちゃ屋「伊勢屋」でペンギンのカードゲームしたのは楽しかったな。
僕は会場にいても、僕なりの理由もあって作品のことを話さないんだけど、
今回ほどみんなの言葉を聞くことが出来る展覧会は無かったと思う。
それぞれのお気に入りの作品を挙げながら、自分の感じた内容を絵やストーリーにして教えてくれた。
ウズベキスタンの女性が僕に話してくれた感想もとても良かったな。
きび美スタッフとの事務所での持ち寄り食事会も楽しかった。
すでに来場者数の目標を大きく越えているのもうれしいけど、
自分自身が「やってよかったと思える展覧会」の記録更新だ。
悩みながら、助けられながら、長い時間準備してきてよかった。
最後の週末も、時間を惜しんで
竹林のあたり水辺で金魚やメダカを探したり、
石のベンチに座ってヒトの流れを見ていたいと思う。
あっ!「漂泊ミルクプディング」と「銀河を旅するクリームソーダ」は忘れずに食べるゾ!
■倉敷経済新聞
「倉敷「きび美ミュージアム」で川埜龍三さん個展 作品とのコラボメニューも」
https://kurashiki.keizai.biz/headline/1217/

2024年 08月 03日
60分1本勝負
タイミングよく来れた数人に向けて、ちょっとした解説ツアーな感じでいこうと軽く考えてた。
夜6時の展覧会場、たくさん人が集まってしまった。
「最初で最後」と挨拶をしてから
4つの異なるスペースを全員で移動しながら、ひとりで話したミラクル。
この1時間だけは、ふだん誰にも話さないようなことを話せたと思う。
あたたかい拍手までもらって。良い経験になりました。みなさん、ありがとうございました。
翌日の朝、どれだけ体が重かったか。。慣れてないんだな。
そのあとも「聞きたかった」「行けなかった」「知るのが遅かった」とか言われます。
期待してくれてありがとう、また来世で。

2024年 07月 29日
急遽、ナイトミュージアム&トーク
「漂泊 / Wandering」を担当してくれた学芸員の子川さんをはじめとして、
それは現在も進行形で、僕もがんばらなきゃという気持ちになる。
そこで、会場で作品の話をすることにした。
たとえばそれぞれの作品の物語、素材・技法、音について・・その他なんでもいいんだけど。
8月3日(土)は20:00まで開館を延長して、
18:00からきび美の各展示エリアを移動しながら話します。
暑いから、夜もいいかもしれない。
