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タイル制作の裏技

今回のプロジェクトで使用するタイルには陶器質・磁器質・せっ器質・土器質・セラミック・土器質・ガラス質など非常に多様な材質を用いるだけでなくサイズや形の不揃いに加え立体的なものまでが含まれます。

イヌのカラダは多くの建築物と違い、ほとんどが複雑な曲線で構成されています。実際にタイルを貼り付ける際には、ガウディのグエル公園や建築やニキのタロットガーデンで知られる破砕モザイク技法を使います。つまりイヌの体に対して形が沿うよう材料となるタイルをカットして接着するのです。

犬島ハウスプロジェクトでは個人が集まりひとつの形を作ることを造形の目的としています。僕の彫刻したイヌのディテールをみんなが作ってくれた作品で覆い埋めていくのです。
そうすると、僕もみんなも想像してなかった犬島でのイヌの姿が現れるはずです。

参加してくれたみんなは犬島のイヌの完成後、自分の作ったタイルがそのままの形で残されることを期待して、いつか犬島のイヌの前に立ち自分の作品を探すでしょう。数千枚の膨大な種々多様なタイルの中から焼成された自分のタイルを見つけるのは一苦労だと思います。


そこで、僕からのタイル制作の裏技として、
タイル上限サイズ(10x10x1cm)分の粘土で大小2~3個と複数のタイルを作ることもオススメです。


制作したタイルは郵送したり、釜に入れ焼成する間に、ヒビが入ったり割れてしまう可能性があります。また、上限サイズ最大で作るとイヌの曲線に沿わせる際にやむを得ずカットし接着する(破砕タイル技法)可能性が高くなります。少し小さくなりますが、例えば6:4の割合でサイズの異なるタイル2つ作ることでそのままの形を残し、完成後に自分のタイルを発見する確率を上げることができますよ。

タイル制作の裏技_b0052471_13471498.jpg
犬島ハウスプロジェクト inujimahouseproject.com
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by ryuzo3net | 2013-02-12 22:33 | 犬島ハウスプロジェクト | Comments(0)