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「寒風タイルプロジェクト」発表!

5月のタイル制作の会場から、ワークショップの発表があった。

場所は瀬戸内市の牛窓、寒風陶芸会館。
寒風は備前焼のルーツとされる場所で1300年~1400年前に栄え、
上質の須恵器を都に海上運搬していたが陶工は土を求めて北へ上がり備前焼へと変化し、
1000年の間に寒風の穴窯は土で埋まり、現代まで地域の人たちにも忘れ去られた遺跡となった。

現在は寒風陶芸会館が建てられ、20人程の陶芸家が近隣に窯を構えている。

ここへ友人を介して紹介された僕は、最初は人を集めてワークショップするという目的だけで向かった。
時間より大幅に早く到着したことがきっかけで近隣を歩き、寒風の歴史を小田館長から教わり、
無性に古代の土を再現して、タイルを制作し未来に残したくなった。
この土地でインスピレーションを受け今回の企画への運びとなったわけだ。


寒風のスタッフの行動力で、すぐに寒風主催「寒風タイルプロジェクト」へと進化。
僕たち「犬島ハウスプロジェクト」が協力する形となり、
寒風と共催する形で瀬戸内市立美術館でも最後のタイル制作(7月)が行われることが決定。
「寒風タイルプロジェクト」発表!_b0052471_22331167.jpg
写真はイメージです。丸いと大変です.... Photo by 田中くん

地域の人の協力と「犬島ハウス~」への理解で寒風の原土を確保し
1300年前の土を蘇らせて、歴史を紐解き、現代の人間が未来に伝承する企画が発進!
寒風タイルのサンプルを見せてもらったけど、白いような灰色のようなイイ感じ。

イヌはタイムカプセルのように未来に希望を運んでくれる。


僕が自分のスタジオの所以を大事にしてイヌが海を航るように
地域性を最大限発揮する寒風主催の「寒風タイルプロジェクト」に注目して欲しい。
焼成された寒風タイルは、昔々のように牛窓から船出し、犬島のイヌと合流する。


《 寒風タイルプロジェクト 》

第一回・寒風陶芸会館会場 5月11日(土)
一部 10:00~11:30  定員 30人(先着順)
二部 13:00~14:30  定員 30人(先着順)

第二回・瀬戸内市立美術館会場 7月20日(土)
10:00~11:30  定員 30人(先着順) 

詳細・「寒風タイルプロジェクト」 http://www.sabukaze.com/event/156.html
詳細・「犬島ハウスプロジェクト」 http://www.inujimahouseproject.com/

問い合わせ・申し込み先  
寒風陶芸会館 Tel/Fax 0869-34-5680

主催:寒風陶芸会館 共催:瀬戸内市立美術館 協力:犬島ハウスプロジェクト


寒風陶芸会館→ http://www.sabukaze.com/
スタッフブログ「寒風土づくり」→ http://www.sabukaze.com/blog/?p=1184
瀬戸内市立美術館→ http://www.city.setouchi.lg.jp/~museum/

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by ryuzo3net | 2013-03-24 20:22 | 犬島ハウスプロジェクト | Comments(0)